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ズキンと走る衝撃|頚椎椎間板ヘルニアを治療しましょう

痺れを起こす首の疾患

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治療法の種類

頸椎の椎間板と線維輪に亀裂が生じ、内部の髄核が飛び出し、脊髄や神経根が急激に圧迫されることで生じる疾患を頸椎椎間板ヘルニアと言います。ヘルニアとは、ある器官が本来あるべき所から逸脱した状態のことを示し、頸椎椎間板ヘルニアの場合は椎間板がそれにあたります。痺れや痛みなどの症状を引き起こす疾患で、近年その患者数は増加傾向にあります。頸椎椎間板ヘルニアでは、脊髄と神経根のどちらがダメージを受けているかによって治療法が異なります。脊髄へのダメージによる症状の場合には手術を行います。神経根からの症状の場合には主に保存療法が行われます。しかし最近になって、椎間板から飛び出した髄核が時間の経過と共に自然に吸収され消失する可能性があることが判明したため、どちらの場合でも保存療法が選択されることが多くなってきています。保存療法で有意義な効果が得られなかった場合、神経ブロックを行うこともあります。劇的な変化と即効性があるため、こちらを希望する人も少なくありません。

発生原因と症状の特徴

頸椎椎間板ヘルニアは男性に多く、年齢では40代から50代に多発します。高齢者に起こることはあまりありません。発生しやすい部位は、首の曲げ伸ばし時に最もストレスのかかる5番6番間と4番5番間です。頸椎椎間板ヘルニアはいくつかの要因が影響して発生すると考えられています。年齢や遺伝の他、スポーツ、仕事、運転など日常生活での些細なことが原因となることもあります。スポーツでは、ラグビーやレスリングなどハードなもの、仕事では長時間同じ姿勢を強いられるデスクワークなどがあげられます。主な症状としては、痛み、痺れ、感覚異常、筋力低下などがあります。これらは全て神経を圧迫されて起こる症状です。そして、細かい動作ができない、しっかりと歩くことができない、排尿や排便が困難になるなどの症状も現れてきます。初期段階の頸椎椎間板ヘルニアは肩こりなどと間違われやすく、処置が遅れることがあります。首を前後に動かすことで痛みや痺れが出たり、首が動かしにくいなどの症状が見られた場合には、早めに整形外科などを受診しましょう。